新潟の製菓工場で火災が発生して6名の死者が出た。製菓工場などは火災が発生しやすい環境がある。オーブンなどの熱源や製菓くずなどの可燃物がある。内部の構造も複雑ですぐに避難できる構造ではない。食品工場は衛生管理の観点から、外部からの侵入に関して手洗い場所やエアーシャワーのような設備があり、簡単に中にな入れない構造となっている。
避難訓練も実施していたと報道されていますが、深夜で停電も発生して、しかも煙があれば、通常でも安全に避難できる可能性は低い。火災が発生すれば防火扉が閉まる。避難しようとしたら突然通路に扉が現れれば終わりだ。
今回の火災で工場の防火体制や安全管理が問題とされているが、多くの工場や施設は同じような状態だと思う。私たちもホテルや旅館に泊まるときに、避難経路を確認する人はほとんどいないだろう。それは、「火事など起きないと」思っているからだ。今日火災が起きると分かっていれば、避難の経路を確認したり、停電に備えて懐中電灯を用意したり、場合によっては酸素マスクを用意する。
いつ起こるかわからない事に関して私たちは無防備だ。だから、万一の時に備えて準備をしておく必要がある。冬の高速道路を利用する場合は大渋滞に備えて、食料や、防寒具、携帯トイレ、スコップなどの用意は必須だ。エコアクション21の審査では、緊急事態対応の確認を行う。訓練が形だけのものになっていないか?まだ見えていない「課題」を見つける為に行うのが訓練・テストだ。今回の場合は夜間でアルバイトで高齢の方の犠牲者が多かった。二度と同じような事が起きないような対策が望まれる。
Комментарии